英語に苦手意識のある社員の背中を押す「壁超え研修」で、海外駐在やグローバルプロジェクト参加が選択肢に

  • #実践研修

(左から、アビームコンサルティング株式会社
People&Culture Unit - Talent Development 稲村様、ダイレクター 水谷様)

導入前の課題・背景

  • コンサルティングスキルが高いにもかかわらず、語学力が壁となり海外駐在やグローバルプロジェクトへの参加が選択肢から外れてしまう社員が多かった。
  • 過去にも英語研修を実施していたが、語学力を向上させたい層にアプローチできていなかった。
  • 英語研修を実施しても、欠席が多く出席率が低かった。

導入の決め手・継続理由

  • 実践研修で取り扱う内容が、コンサルタントの実務に合わせたコンテンツにカスタマイズされている。
  • 日本語と英語のバイリンガル講師であるため、日本語でインプット、英語でアウトプットすることができ、効率的に実践研修を行うことができる。
  • 研修前の個別カウンセリングで、現状の英語力と課題を明確にすることで、参加者の研修へのモチベーションを創出できる。

導入による成果

  • 受講後、海外駐在やグローバルプロジェクトへの参加など選択肢が広がった。
  • 英語研修が、その後の英語学習のモチベーションになった。
  • 社内の口コミで研修の認知が広がり、研修への推薦数や立候補数が増加。「社員が受講したい研修」という位置付けになっている。

アジアを基点とするグローバルコンサルティングファームであるアビームコンサルティング様。コンサルティングスキルがあるにもかかわらず、語学力が壁となり海外駐在やグローバルプロジェクトへの参加機会を逃してしまっている社員様に、一歩踏み出すきっかけを作りたいという想いから、「壁を越える実践的英語研修」と銘打ち、2023年よりプログリットの実践研修を導入いただいています。アビームコンサルティング様の実践研修では、異文化理解やプレゼンテーション研修などを90分×9回で実施しています。

今回は、研修をご担当いただいているPeople&Culture Unit – Talent Developmentの水谷様、稲村様に、研修を導入いただいた背景やご感想をお伺いしました。

英語に苦手意識のある社員の背中を押す英語研修を実施したかった

2023年から実践研修を導入いただいておりますが、英語研修を探されていた理由は何でしたでしょうか?

水谷様:弊社はアジア発のグローバルコンサルティングファームであり、海外展開する日本企業を応援することがミッションです。しかし、皆が皆、英語力が十分なわけではなく、グローバル案件の仕事は英語ができる人に集中してしまう状況が長らく続いていました。

 

語学力さえつけたら海外で活躍できる可能性があるのに、英語に対する苦手意識や忙しさから学習に取り組めていない人が多く、この状況をどうやったら改善できるかと考えてきました。

プログリット導入以前は何か英語研修を実施されていたのでしょうか?

水谷様:会議のファシリテーションやテレカンのやり方を外国人講師の方に研修していただいていたりしました。他にも色々な社内研修を実施していましたが、課題があって一度研修を中止しています。

 

まず、社内で英語研修を実施すると、それに集まるのは、英語が好きで話したい人、いわゆる英語ができる人たちでした。人事としては、英語力を向上させてほしい人の英語力を底上げしたいのですが、実際は英語力のある人が自身の英語力をキープするために集まってくれていて。

 

企画側の意図としては、英語ができる人は自分である程度学習できるので、苦手な人を集めて、その人たちにとって意味のある研修を実施したかった。そういう意味では、苦手な人にとってハードルの高い、外国人講師の方による完全英語研修は違うだろうとも思っていました。

 

また、英語研修は基本的には任意研修なので、人によっては欠席が続いたり、直前のキャンセルが多発して出席率が低いことも課題でした。

なるほど。英語が苦手な層に向けた英語研修を探されていたのですね。

稲村様:はい。プログリットさんとの研修は、習慣だったり恥ずかしさだったり、色々な壁を越えて一歩踏み出すために背中を押してあげる研修、という位置付けにしています。なので、研修の名前もその想いを込めて「壁を越える実践的英語研修」としていて、みんな「壁越え」と呼んでいます。

壁越え研修は、欠席者がほとんどいないと聞いています。

水谷様:そうなんです。昨年の導入時は正直うまくいくか不安だったのですが、やってみると他研修に比べ欠席者が少なく、参加者からも良かったという満足の声が多かったので安心しました。

 

今も任意ではあるのですが、フル参加を条件に事前周知しているのと、研修の最終回に組織長がオブザーブに来ることにしているのも効いていると思います。

 

稲村様:組織長が最後見学に来ることを参加者に伝えると、緊張感が高まりますよね。受講後は受講結果も組織長に連絡するなど、会社から期待されていることが伝わりつつ出席しやすい環境を作るよう工夫しています。

コンサル業務にカスタマイズされたコンテンツと、バイリンガル講師による効率的な英語研修が魅力

実践研修を導入いただいて2年目ですが、色々と英語学習方法がある中で、なぜ実践研修というスタイルを選ばれているのでしょうか?

稲村様:一番は実務に活きるプログラムにしたかったというところです。ロジカルシンキング、プレゼンテーションなどのコンサルティングスキルを、日本語でも英語でも同じようなレベルでできるようになってほしいと思っているので、実務に沿った研修が良いと考えました。

 

TOEICの点数は良いけれど喋れないという人がたくさんいて、そういう人たちにとっては実際に使ってみる機会を提供することが重要だと思っています。「壁越え」はまさにその役割を果たしていますね。

プログリットの実践研修を選んでいただいた理由は何でしょうか?

水谷様:まず、これまで数多くの英語研修をやってきた結果、時間をかけて継続してもらわないと英語力は上がらないことがわかっていますので、単発研修ではないことが重要だと思っていました。また、コンサルタントの仕事を考えた上で、内容をカスタマイズできることもポイントでした。

 

あとは、講師が日本語と英語のバイリンガルであるという点も大きかったです。実践研修の中ではインプットの時間とアウトプットの時間がありますが、英語研修だと、研修中日本語禁止の環境で実施するものがよくありますよね。ただ、初心者に関しては日本語でインプットする方が確実に効率的だと考えています。

 

参加者は、言いたいことは日本語でたくさん浮かんでいるはず。なので、「日本語でこう言いたいんだけど、英語でどう言えばいいの?」ということを日本語で言っていい場にしたかったんです。

英語力が高くない方を対象にしているということでしたが、具体的にはどういった方に参加いただいているのでしょうか?

稲村様:英語力としては、CEFR B1レベル(※)以下の方が対象です。英語力さえあれば海外で活躍できるのにという方を組織長に推薦してもらい、その中から挙手制で参加してもらっています。推薦してもらった上での挙手制なので、英語は苦手ではあるもののみなさんやる気を持って積極的に参加してくれています。英語ができる人ばかりがどんどん話すような環境だと他の人が話せなくなってしまうので、参加者選定においてはレベルを合わせることはかなり意識していて、英語力の高い人についてはお断りすることもあります。英語が苦手でも同じレベルの人同士が集まれば怖くないという感じで、話しやすい環境作りを意識しています。

 

※ CEFRとは、外国語の習熟度や運用能力を評価する国際標準。 B1は、TOEIC L&R 550~780点相当。

 

水谷様:参加者が積極的に受講できている理由として、事前のカウンセリングも良い影響をもたらしていると思いますね。研修前に、参加者はマンツーマンのカウンセリングで現在の英語力と課題を明確にしてもらっていて、これが研修へのやる気創出につながっています。

 

必要なトレーニング方法も個別に伝えてもらっているので、実践研修と並行して自習をしている参加者もいます。

海外駐在やグローバルプロジェクト参加の選択肢が広がった

参加者の方のお声としては、どういったものが多いでしょうか?

稲村様:やはり日本語と英語のバイリンガル体制であることが好評です。日本語で意識すべき点などをしっかりインプットした上で英語でのアウトプットができるのが有意義という声が多いですね。

 

あとは、この研修を受けて海外駐在が選択肢として増えた、グローバルプロジェクトに参加したいと思った、という声もあります。

 

水谷様:この研修が、「グローバルプロジェクトに自分もいけるかも」と思えるきっかけになるようにしたいと思っています。なので、日本語が使えることや受講者の英語レベルを揃えることで、心理的に安心して研修を受けられる環境を提供することはとても大事にしています。

 

この研修を通してグローバルプロジェクトに手を上げてくれたり、その後も英語学習を継続していく動機づけになったりしているのはとても嬉しいですね。

 

口コミで認知度が高まり、社内で人気の研修に

2024年12月から9週間の研修が始まりました!今後研修に期待されることはございますでしょうか?

水谷様:壁超えは口コミで社内の認知が広がっていて、推薦数や手上げ数がかなり増えたんです。選抜された人が受講できるというのも希少性があって、入れたら嬉しいといった、「社員が受講したい研修」という位置付けになっています。

 

稲村様:口コミでこの研修のことが広がっているのはとても感じますね。「推薦されていないけれど受けたい」というような連絡も来たりして、研修のブランディングができていると感じています。

 

水谷様:カウンセリングを事前に実施することも、最後に組織長がオブザーブにくるというのも、会社が研修に投資しているというのが明確に分かるので、そういった点含め良いプレッシャーのある研修になっていると思います。

 

今後もやる気のある選抜者に対して実施していき、英語がネックになっている人の背中を押せるような意味のある研修にしていきたいですね!

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