GlobalLogicとの連携を加速する英語力研修――“話せるようになる仕組み”と”納得感”が、学習継続を生む

  • #英語コーチング

(左から、日立製作所 人財統括本部 デジタルシステム&サービス人事総務本部
AI&ソフトウェアサービス人事G 部長代理 反田様、主任 高以来様)

導入前の課題・背景

  • GlobalLogicと共同で推進するビジネスが拡大する中で、顧客要件を把握し、グローバルチームと連携し、提案・開発マネジメントまで自走できる人材が限られ、特定メンバーに業務が集中していた。
  • TOEIC対策や英会話レッスンなどの既存研修は、“聞く・話す”力を伸ばせず実務に直結していなかった。
  • 研修後も自主的に学習を継続してもらえるような学習習慣を習得できる研修を探していた。

導入および継続理由

  • 大人が第二言語を習得する際の英語学習理論に基づいた学習メソッドに、「これなら英語力が伸びる」という納得感があった。
  • トライアル時の受講者満足度が高く、5名中4名が自費で継続受講した。

導入による成果

  • 受講者の平均学習時間:2.3時間/日(※1)
  • 受講者の英語力の伸び:GSEスコア 平均12.3点向上(※1)(※2)
  • 受講者の満足度:4.7(※1)(※3)
  • 10名中5名が継続コースを自費で継続受講

    ※1:2024年10月~2025年4月の期間に、プログリットのビジネス英会話コース2ヶ月プランを法人契約にてご受講いただいた日立製作所社員様の実績データ(n=10)
    ※2:教育サービス会社Pearson PLCが運営する英語力診断テスト「Versant English Speaking&Listening Test」のスコア
    ※3:プログラム卒業時の5段階満足度アンケート調査結果より平均値を当社算出

日立製作所は、エネルギーから交通・ITまで幅広い領域で社会イノベーション事業を推進し、世界100 以上の国と地域でビジネスを展開する日本屈指の総合電機メーカーです。その中でAI&ソフトウェアサービスビジネスユニットは日本・グローバル双方で培ってきたAIをはじめとした技術を活用し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。当該部署では、デジタルエンジニアリングのリーディングカンパニーである米GlobalLogic(グローバルロジック)と共同で推進するビジネスの拡大に伴い、社員の英語力向上が急務となっていました。

そこで2024年秋、英語コーチングサービス「プログリット」(以下、プログリット)を導入。今回は、人事を担当する反田様と髙以来様に、プログリット導入の背景と得られた成果についてお話を伺いました。

GlobalLogicとの連携。グローバル連携本格化で社員の英語力向上が急務に

はじめに、AI&ソフトウェアサービスビジネスユニットについて教えてください。

高以来様:AI&ソフトウェアサービスビジネスユニットは、コンサルティングからデリバリーまでのケイパビリティを活用し、お客様にDXをはじめとする価値を提供することをミッションとしているビジネスユニットです。私たちはそこで人事を担当していますが、グローバル展開が進んでいる中、英語力を備えた優れた人材の育成と確保が重要な課題となっています。

日立製作所様は以前よりグローバル展開に注力されていたかと思うのですが、このタイミングでプログリットを導入いただいたのは、どのような背景があったのでしょうか?

反田様:2021年、当社は米国のGlobalLogic(グローバルロジック)を買収し、デジタルエンジニアリング分野でのグローバル展開を強化しました。その中で、私たちのAI&ソフトウェアサービスビジネスユニットは、2022年4月に法人設立されたGlobalLogic Japanの日本市場参入を共に推進しています。昨年からは、開発分野での連携も開始し、日本のお客様にGlobalLogicの開発力やサービスを提供している中で、社員の英語力向上が急務となっているというところがあります。

なるほど。実際にGlobalLogicの方々と密に連携していくとなると、どのくらいの英語力が必要になるのでしょうか?

反田様:GlobalLogicと事業を進めていく上で非常に重要なのが、日本のお客様のニーズを汲み取り、それらを日本と海外の商習慣のギャップを埋めながらGlobalLogic側に伝え、その上で、お客様に価値提供をすることです。これはかなり複雑で、ハイレベルな英語力が求められます。

 

現在は、生成AI等を活用しつつ、基本的には英語ができるメンバーがフロントで対応していますが、固定メンバーに業務が集中してしまっている状況があります。

 

高以来様:国内外のお客様のビジネスモデルや課題、ビジョンを理解し、デリバリーチームと協力して価値を届けることができないといけない。そうなると、グローバルチームやお客様との関係構築をする必要があり、そのためにはしっかりと自分で対話ができるレベルの英語力が必須と考えています。

必要なのは、“聞ける・話せる”力を伸ばす英語研修

プログリットを導入いただく前にも英語研修を実施されていたのでしょうか?

高以来様:これまでも英語研修は継続的に実施してきました。例えば、TOEIC対策に特化したプログラムや英会話レッスン、自己学習を支援する制度など、社員の英語力向上を支援する取り組みを行ってきました。

 

一方で、実務で求められる“聞く・話す”力の強化や、研修後も継続して学習する習慣の定着といった点では、さらなる工夫が必要だと感じていました。
社員が英語を使って自信を持って話せるようになることや、TOEICのスコア向上など成果をより実感できる研修をめざし、次のステップとして新たな研修方法を検討することになりました。

 

反田様:会社としては、英語を“話せるようになる”ことに加えて、スコアなどで成長を可視化できる研修を提供したいと考えていました。従来の研修も一定の成果を上げてきましたが、社員の多様なニーズに的確に応えるために、より実践的かつ継続性のある新しい研修の導入が必要だと判断しました。

特定の人に頼らず、英語に対応できる人材を増やしていくためには、別の新たな研修が必要だと感じられたのですね。

高以来様:そうです。当時、人事部門と職場で議論する機会があったのですが、社員の英語力に関する2つの課題が浮き彫りになっていました。

 

一つが、TOEIC800点以上の社員も一定数いますが、ボリュームゾーンはTOEIC700-800点の層で、この層の社員がグローバルメンバーと連携する際、関係構築に必要な英語で話す力・聞く力が足りていないということ。TOEICのスコアは一定あるものの、実際にビジネスシーンで英語を使うには不十分という、このボリュームゾーンの英語力向上をまず考えないといけないと思っていました。

 

二つ目が、TOEICのスコアはわかるが、スピーキング力が測れていないという問題。どれだけ実践的に英語を使えるかを反映できる指標で、社員一人ひとりの実際の英語力を正確に把握する必要があるだろうと思っていました。

 

ボリュームゾーンの社員層の英語力を底上げし、しっかりそれをスコアとして見える形にしたい、ということを考えていましたね。

英語研修にはどのようなことを求めていらっしゃいましたか?

反田様:最も重視していたのは「継続性」があるかどうかです。これまでの研修では、社員がその時は頑張って学習をしても、研修後はすぐに学習しなくなってしまうことがほとんどでした。研修を永遠に続けることはできない中で、一過性のものにはしたくなかったので、その後も自分で学習を続けて英語力を伸ばし続けられるような研修を探していました。

理論的トレーニング×学習の継続性──プログリット採用を決めた理由

プログリットを知っていただいたきっかけは何でしたか?

反田様:学習の継続性を重視して新たな英語研修をリサーチした結果、コーチングサービスにたどり着きました。実際にコーチングサービスを提供している数社に問い合わせをして、数名が各サービスのトライアル受講をしたのですが、プログリットの「話せるようになる仕組み」が最も優れていると感じ、最終的に本導入に至りました。

「話せるようになる仕組み」は、どのような点で特に感じていただいたのでしょうか?

反田様:プログリットの最大の魅力は、英語学習の仕組みが理論的に組み立てられている点です。例えば、スピーキングのトレーニングを行う際に、まず言いたいことを日本語で考えてできる限りシンプルに整理し、それを英語に直して話すというプロセスを踏むことで、自分が使える英語の範囲で話せる力を身につけることができるようになるなど、とても納得感がありましたね

 

高以来様:第二言語として英語を学ぶための段階的なステップをしっかりと分解して教えられている点が、目から鱗でした。いきなりネイティブのように英語で考えて発言するのは無理があるので、そこを噛み砕いて段階的に学べるトレーニングが提供されているのが新しいアプローチだと感じました。

 

反田様: さらに、プログリットは学習を継続させる方法にフォーカスしていて、これが非常に魅力的に感じました。学習が理論的で納得感があるということも継続に寄与していて、学び方が明確になれば、受講が終わった後でも迷いなく学習を継続しやすいですから、そこも良いと思いましたね。

 

実際にトライアルでご受講いただいた皆様の満足度も高かったですよね。

反田様: そうですね。トライアルでの成果が非常に良かったことが、本格導入の決め手となりました。特に印象的だったのは、5名のうち2名が英語コーチングサービスの継続受講、さらにもう2名がシャドーイング添削コース(※)の継続受講を決めていて。

 

「高いお金を払ってでも続けたい」という意欲は、プログリットの効果を本当に実感した証だと感じました。この成果を踏まえて、本格導入を決断しましたね。

 

※継続コースの内、リスニング力向上に効果的なシャドーイングのトレーニングに特化したコース。

本格導入にあたり、懸念点などはありませんでしたか?

反田様:当初、プログリットの研修が3ヶ月コースを基本に提案いただいていた中で、2ヶ月コースでお願いしたため、効果が出るのかという不安はありました。安いものではないですので、もし効果が出なければ人事としては非常に厳しいなと感じていましたね。

 

あとは、コンサルタントと受講者の相性についても少し気になっていました。コンサルタントの質が具体的には見えていなかったので、受講者がしっかりモチベーション高く学習できるかというところは不安要素ではありました。

プログリットの研修は、どのような方を対象にしていますか?

高以来様:研修対象者は、特に業務で英語を使用する必要がある方を中心に現場のマネージャーに選抜いただきました。具体的には、今後、GlobalLogicと一緒に業務を進めていくメンバーや、既に連携しているメンバーです。また、将来的にグローバルな業務を担当したいと考えている社員にも受講を促し、キャリア成長に必要な英語力を身につけてもらうことを目指しています。

毎日2.3時間の学習習慣が“話せる自信”を育てた

本格導入いただき、昨年末受講いただいた皆様は、GSEスコア平均12.3点アップと大幅にスコアを伸ばされました。成果としてどう感じていらっしゃいますか?

反田様:2ヶ月で成果が出るのか不安でしたが、まずスコアとして英語力の伸びが出たというのは本当に良かったです。

 

あとは、先ほどコンサルタントとの相性のお話もしましたが、コンサルタントのサポートが素晴らしかったという声が多く。「コンサルタントにがっかりされたくないから毎週頑張れた」という声もあって、コンサルタントと信頼関係を築けたことが学習を続ける大きな原動力になっていたようです。

 

高以来様:英語学習の習慣化ができたことも、受講者にとって大きな成果でしたね。学び方が明確になり、継続するために必要なものが理解できたという実感を得られたことで、今後の学習への意欲が高まっているように思います。

 

反田様:あとは、今回の受講者からも自費で継続する人が出ています。研修期間で伸びたことを実感して、これをもっと続けていけば英語力がさらに高まると確信できているということだと思います。

皆様大変お忙しい中での受講だったかと思いますが、毎日平均2.3時間学習時間を確保されました。

高以来様:プログリットでは、アプリ一つで学習が完結できるので、通勤時間や隙間時間を上手に活用して学習できていたようです。朝に1時間、通勤中と隙間時間で1.5時間を学習に充てるという時間の取り方をしている人が多かったんじゃないかと思います。

受講者の方のその後の変化で、印象に残っていることなどありますでしょうか?

高以来様:受講者の中には、「英語を使ってみたい」「英語を使わなきゃいけない」という意識が高まって、英語で発言するハードルが下がったという声が多くありました。例えば、以前は会議で一度も発言しなかった社員が、事前に準備して発言するようになったり。これまで言えなかったことを英語で伝えることができるようになる、“話すハードル”を下げることができたのは大きな成果だと感じていますね。

 

あとは、受講生同士の会話の中で、プログリットの英語学習を使ったゲームが自然発生していて。私も、休憩中に会うと「高以来さん、今の英語で言える?」と言われることもあって(笑)。日常的な会話の中で英語学習の話が出たり、英語が使われるようになっていたのは、面白い変化だなと思いました。

英語を“社内標準”に──全体底上げへの次の一手

今年も英語コーチングを受講いただいていますが、今後プログリットに期待することがあれば教えてください。

反田様:これまでプログリットを利用してきて、既にある程度英語力がある社員にとって非常に効果的な研修であることを実感しています。ただ、GlobalLogicと連携していく中で、7〜8割の社員がビジネスで英語を使いこなせるようになる必要があると感じており、そのためにはTOEICスコア500〜600点などの層の英語力の底上げもしていきたいと思っています。

 

高以来様:いろいろなレベルの社員がいる中で、どのレベルであればビジネス英会話をこなせるのかをしっかり可視化し、それに基づいて必要な支援策を施すことが今後の課題です。具体的には、ビジネス英語のレベルをマッピングして、それに合った効果的な打ち手を提供していきたいと考えています。

 

全体の底上げと、上位層の英語力向上を同時に進めていく必要がある中で、プログリットには、社員の英語力の現状分析からサポートいただけるとありがたいですね。そうして、全体の成長を加速させたいと思っています。

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