幹部候補育成プログラムを支える英語研修ーインド事業提言に向け、"自分の言葉で話せる"リーダーを育成
- #英語コーチング
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 人事・総務センター 人事戦略部 内山 武洋 様
導入前の課題・背景
- 幹部候補人材を中心に海外事業成長に貢献できる人材を育成するため、社長直属の塾活動「Global Leaders Academy」を実施しており、今年度9期目を迎えた。今年度よりプログラムのアップデートを行い、特定国(インド)に特化した自主的な研究活動が中心となったことで、現地での情報収集のため、参加者は早急に英語力を身につける必要があった。
- 国内で強い基盤を持ちつつ、海外での事業成長が今後の重点戦略となっている中で、留学経験や語学力のある人材が十分でなかった。
- 今後、海外赴任者だけでなく、国内にいてもグローバルに舵取りができる人材の育成が必要となり、幹部候補生の英語力が必須になった。
導入および継続理由
- インド訪問まで時間がない中で短期間に英語力を伸ばす必要があり、短期集中のサービスを探していた。
- 導入担当である内山様の上長が、プライベートでプログリットを受講した経験があり、効率的に英語力を身につけられた実績があった。
- 場所や時間に制約なく、スマホ一つで学習できる点が、多忙な幹部候補生に適していた。
導入による成果
- 受講者の平均学習時間:2.9時間/日(※1)
- 受講者の英語力の伸び:GSEスコア 平均12.6点向上(※1)(※2)
- 受講者の満足度:4.8(※1)(※3)
※1:2025年6月〜11月にプログリットのビジネス英会話コース3ヶ月プランを法人契約にてご受講いただいたパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社員様の実績データ(n=8)
※2:教育サービス会社Pearson PLCが運営する英語力診断テスト「Versant English Speaking&Listening Test」のスコア
※3:プログラム卒業時の5段階満足度アンケート調査結果より平均値を当社算出
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、住宅・非住宅向けの電気設備や照明器具、配線器具などを手掛け、国内で強い基盤を持つ電設資材メーカーです。今後、日本国内の人口や住宅着工戸数の減少が見込まれる中、同社では、海外での事業展開が重要な成長戦略となっています。
そこで、社長直属の幹部候補育成プログラム「Global Leaders Academy」では、9期目となる今期から特定国(インド)に特化し、塾生の自主研究活動により経営提言・事業提言を行うプログラムに刷新。現地での情報収集や交流において英語力が必要となったことを背景に、参加者及び事務局の8名様に英語コーチングサービス「プログリット」(以下、プログリット)を3ヶ月間ご受講いただきました。
今回は、人事戦略部で「Global Leaders Academy」の事務局を担当し、ご自身もプログリットをご受講いただいた内山様に、導入の背景と成果についてお話を伺いました。
(※パナソニック株式会社エレクトリックワークス社は2026年4月にパナソニック エレクトリックワークス株式会社として独立予定)
国内基盤を維持しつつ、海外事業拡大へ──幹部候補に英語力が必須となった理由
はじめに、「Global Leaders Academy」について教えてください。
内山様:「Global Leaders Academy」は当社の社長が直々に指導する、社内の塾活動で、今年度で9期目になります。日頃から優秀なパフォーマンスを発揮している社員を部署や職種を横断して集め、より大きな成長を遂げてもらうべく活動しています。私は人事戦略部に属しており、この育成プロジェクトの事務局を担当しています。
「Global Leaders Academy」では参加者の英語力向上を重要視されていますが、こちらはどういった理由があるのでしょうか?
内山様:弊社は国内では強い基盤を持っていますが、海外での事業成長を加速させていく必要があります。日本国内の人口減少や住宅着工戸数の減少を考えると、海外なしには成長は考えられません。そのため今後は、海外での事業拡大に向けて、優秀な人材が海外で活躍できるように、このアカデミーで英語力向上も含めて育成したいと考えています。
幹部候補の方々には、将来的に海外赴任も想定されているのでしょうか?
内山様:そうですね。過去のアカデミー塾生も大勢が海外赴任を経験しています。ただ、弊社は国内中心の事業なので、海外志向が強い人材ばかりではなく、国内で頑張っていきたいという社員も多いんですよね。 留学経験がある人材も多くはありませんので、そういった社員に語学を身につけてもらい、将来グローバルなフィールドで活躍してもらうにはどうしたらいいかを考えています。幹部になったら、現地で自分の言葉で語りかけ、生の情報を把握することが大切ですので、そのために最低限英語はできるようにしましょうと動機付けをしているところです。
インドでの写真(先方ご提供)
インドでの経営提言プロジェクト──”自分の言葉で話せる”幹部を目指して
「Global Leaders Academy」は、今期からプログラムを見直されたと伺いました。
内山様:はい。今年からは、塾生により主体的に活動してもらえるようなものに見直しています。
昨年までは、エレクトリックワークス社の重点国を皆で回って、同じものを見て学ぶというプログラムでした。しかし今年からは、最重点国のインドに絞り、テーマを自分たちで主体的に設定して研究するコンテンツに変更しています。
具体的にはどのような活動になるのでしょうか?
内山様:旅行で例えるなら、今までパック旅行で行けていたものが、自分たちで航空券を取り、回る場所を決め、誰と話をするか、何を見るかを全部組み立てていかなければいけない形に変わりました。
個人で動くとなると、必然的に英語も必要になってきますよね。インターネットやAIなどツールは充実してきていますが、やはり現地で見る、話を聞くということは何者にも代えられないと思っています。
今年7月にキックオフして、10月にはインド渡航があったということで、まさに3ヶ月で英語力を身につける必要があったのですね。
内山様:そうです。10月の1回目のインド渡航では、現地の責任者の方と接する機会がたくさんありましたので、十分なコミュニケーションを取って、テーマ選定に必要な情報をしっかり集めるようお願いしていました。
塾生にはインドにおける事業提案をお願いしていますので、まさに将来の事業につながる可能性のある活動だと思っています。
場所と時間を選ばない学習スタイル──プログリット導入の決め手
プログリットを知ったきっかけを教えてください。
内山様:実は私の上長がプライベートでプログリットを受講した経験がありました。ドイツに赴任していた際に英語が必要になり、効率的に学べるものを探して見つけたそうです。
その経験から、早急に効率的に英語を身につけるならプログリットがいいのではないかという話になったんです。
プログリットを選んだ決め手は何でしたか?
内山様:一番の決め手は、場所と時間を選ばずにできるという点です。アプリ一つあればどこでもできるので、忙しい塾生にとって大きなメリットだと感じました。
英会話スクールは会話に慣れるという有効な側面もあるのですが、時間がかかりますし、場所や時間が制約されてしまいます。私自身も英会話スクールなど色々試しましたが、体系的に英語を身につけるには効率的ではないなと感じていました。
1日3時間の学習を実現──スマホ一つで隙間時間を活用
内山様もご受講いただき、1日平均3.1時間の学習を継続されましたが、時間の確保はいかがでしたか?
内山様:最初のカウンセリングで「1日3時間はやってください」と言われた時は、正直「できるだろうか」と思いました。
ただ、初回のカウンセリングや毎週のコンサルティングの中で、「こういう時間の使い方をしましょう」と具体的にアドバイスいただき、時間を刻んで積み上げていくと、トータルで1日3時間ができるという現実的な目標を作っていただいたので、学習を始めてからはあっという間でしたね。
具体的にはどのような時間配分で学習されていましたか?
内山様:基本は、出勤する前に1時間、お昼休みを使って1時間、仕事が終わった後会社を出る前に1時間という形で確保しました。
塾生は移動時間も活用していて、インドへの長時間のフライトや現地での車移動の間もやっていたようです。隙間時間を活用しながら学習するのが定着していましたね。
モチベーションの維持はいかがでしたか?
内山様:英語学習は個人で進めるものですが、塾生と一緒にやっていたのでモチベーションを保ちやすかったと思います。
門田さん(プログリット営業担当)がうまくアレンジしてくださって、中間報告会をセッティングしたり、個人が孤立しないような形で進められたのが良かったです。塾生同士の雑談の中でもプログリットの英語コーチングの話題が出ることが多く、一体感がありました。
内山様(左)と、プログリット営業担当の門田(右)
成功を支えた3者のトライアングル
受講の成果はいかがでしたか?
内山様:弊社の社員の特徴として、やると決めたことに関しては最後までやりきろうとする文化があります。塾生も最初はサイトを見て「3時間」と書いてあってびっくりしていましたが、やると決めた以上、本当に皆さんやりきるための努力をしてくれました。3時間が目安とお伝えしていましたが、実際には4時間、5時間と取り組んでいた塾生もいて、そういう社員はスコアにも現れていますね。
はじめは、全員受講完了できるか心配されていたとか。
内山様:正直、始める前は心配な塾生もいました。しかし蓋を開けてみると脱落者もなく、終わった時にはかなりモチベーションが高い状態になっていて。自身の費用で継続受講を決めた社員もいたんです。
インドでの活動ではいかがでしたか?
内山様:私自身もアテンドする立場として、何かあった時に対応しなければいけないプレッシャーがありましたが、勉強してきて良かったなと思いました。
私たちが一生懸命話そうとすると、現地の人たちがしっかり聞いてくれようとするんです。あらかじめ現地の駐在員からは「日本人は英語ができないと思われているから大丈夫」と言われていたのですが、それはホッとする反面、残念な気持ちもあって。
アカデミーのメンバーが自分たちの言葉で語り、自分たちの耳で聞くことを繰り返していけば、彼らの印象も変わってくると思います。「パナソニックの日本社員はちゃんと英語でコミュニケーションを取ってくれる人たちなんだな」と思っていただけたらいいですよね。
塾生の皆様の変化についてはいかがですか?
内山様:自分たちで主体的に発信するようになったと思います。現地での活動の時の質問など、積極的になりました。
塾生に話を聞くと、「3ヶ月間やって自信がつきました」と言ってくれています。3ヶ月まとまった時間、何百時間と勉強した結果が自信につながっているのかなと。やりきった達成感ですね。
元々、積極的にグローバルに関わりたいという人たちばかりではなかったのですが、消極的だった人も今は「グローバルに携わってもいいかな」「携わっていかなければならないだろうな」と、少し姿勢は変わったと思います。
VERSANTの点数も大幅に上がって素晴らしい結果になったかと思うのですが、成功要因は何だと思われますか?
内山様:今回の3ヶ月の学習においては、色々な登場人物がいる中で、うまく役割分担ができて成果に結びつけられたかなと思っています。
一つは、色々なコンテンツを企画いただいたプログリットの門田さん。次に、毎週塾生にコーチングしていただいたコンサルタントの皆さん。そして、企画をしている私の事務局と。この三者がうまくトライアングルの形で塾生をサポートしていけた、その結果が今回の成果につながったと思っています。
卒業後も学び続ける文化を。エレクトリックワークス社全体への展開
今後の展望について教えてください。
内山様:幹部候補者の育成という意味において、英語はマストスキルだと思っています。引き続きプログラムのコンテンツを充実させて、より良いものにしていきながら活用できればと思っています。さらに言うと、エレクトリックワークス社全体のラーニングカルチャーという意味では、もっと英語学習が一般的になるような動きができたらいいなと思っています。
卒業後のフォローアップも計画されているとか。
内山様:はい。3ヶ月で英語力を伸ばしてほしいのですが、それで語学学習は終わりではありません。引き続き塾生が主体的に勉強に取り組めるようなカルチャーを作っていきたいので、門田さんと相談しながら、月1回グループでの面談など、継続して学習できる環境を整えています。
今後のプログリットへの期待をお聞かせください。
内山様:優れたサービスを提供していただきながら、弊社の課題に寄り添っていただけることを期待しています。
正直、最初は決められたサービスだけ提供されて終わってしまうのかなという懸念もありました。しかし、良い意味で意外だったのは、私どもの課題に寄り添って、柔軟に色々な仕掛けをしていただけたことです。中間報告会や終わった後のフォローアップなど、メールを送ったらすぐに「じゃあこうしましょう」と対応いただけて。
私どもの事業のフェーズが変わって、英語学習に対する課題感が変わってくるかもしれませんが、その時々に応じたソリューションを提供いただけると嬉しいです。