“完全に習慣化”された1日3時間の英語学習で、海外企業とのプロジェクト推進で使える英語力を習得
- #英語コーチング
(写真左から:関西電力サイラスワン株式会社 CFO 田坂様、プログリット営業担当 門田)
導入前の課題・背景
- 海外企業との協業プロジェクトが進む中、英語ミーティングやメールのやり取りなど英語の必要性が高まり、部署内で英語力の向上が喫緊の課題となった。
- 当時、実践レベルの英語力を短期間で身につけられるような社内研修がなかった。
導入および継続理由
- 「英語力向上には学習量が必要」というコンセプトに納得感があった。
- 専任コンサルタントの伴走により、1週間という短いサイクルで学習のPDCAが回り続けた。
- コーチングにより学習が習慣化された。
導入による成果
- 受講者の平均学習時間 2.7時間/日(※ 2023年4月~プログリットのビジネス英会話コース3ヶ月プランをご受講いただいた関西電力社員様の実績データ(n=3))
- 2~3割しか聞こえていなかった会議の内容が7~8割理解できるようになった。
- 受講終了後も英語学習を継続。
関西電力のイノベーション推進本部は、技術視点とビジネス視点の連携を図り、関西電力グループのイノベーションを推進する、という重要な役割を担っています。
同本部の新規プロジェクトにおいて海外企業とのやり取りが発生したことから、チームメンバーの英語力向上が急務となり、プログリットを導入いただきました。
導入後、実際にプログリットをご受講いただき、現在同社から関西電力サイラスワン株式会社に出向されている田坂様に、導入の背景や導入後の変化について伺いました。
海外企業との協業プロジェクトがスタートし、部署内で英語力の向上が喫緊の課題となっていた
田坂様の現在の担当業務を教えてください。
田坂様:関西電力サイラスワン株式会社でCFOをしています。当社は米国のデータセンター開発・運用事業者であるCyrusOneと関西電力の合弁会社で、私は2023年8月に関西電力から出向し、CFOとして事業計画立案や資金調達を担当しています。
プログリットを導入いただいたのは、CyrusOne様との協業がきっかけだったんでしょうか?
田坂様:そうですね。出向する前、私は関西電力のイノベーション推進本部(※)に所属し、ハイパースケールデータセンター事業の立ち上げプロジェクトに携わっておりました。
ハイパースケールデータセンター事業の協業相手は海外の企業になるので、検討にあたりチーム内で英語力が必要でした。実際にCyrusOneと協業することが決まり、具体的な事業を進めていく上で、英語での会話ボリュームが増え、必要性がさらに高まっていたという背景があります。
※関西電力グループのイノベーションを牽引する専任組織。未来の社会や技術の動向から事業機会・脅威を探索・予測しつつ、新規事業の創出やイノベーションに挑む部門。
導入いただいてからは、まずイノベーション推進本部の3名様にご受講いただきましたが、田坂様以外の方もみなさまデータセンター事業の立ち上げプロジェクトに参加されていたんでしょうか?
田坂様:はい。3名とも同じプロジェクトに参加していて、違うチームの責任者を担当していました。
データセンターを建てる土地の選定、機器調達や工事計画の策定、資金調達など考えるべきことが色々とありますが、ノウハウやリソースなど全てをCyrusOneと出し合いながら進めていくため、コミュニケーションの量も頻度もとても多かったんです。ミーティングは週1ペース、メールや資料のやり取りは毎日ありました。
ミーティングでは社内で英語ができるメンバーが通訳の役割を担っていましたが、任せきりにするのは違うだろうと思っていました。相手の感情なども受け取りながら、自分たちが直接コミュニケーションを取ることが大事だと思っていたからです。
プログリット導入前、英語研修などは実施されていましたか?
田坂様:英語試験の受講料補助などはあったと思いますが、海外企業とのミーティングで通用するような実践レベルの英語力を短期間で身につけられる研修はありませんでした。
なので自分たちの部門で英語学習サービスを探してプログリットを見つけ、本気でやりたい人間に手を挙げてもらい、導入に至りました。
個人的にはオンライン英会話などもやってはいたのですが、そういったライトな英語学習では到底追いつくわけがなく、かなり切羽詰まっていましたね。
プログリットを選んだ決め手は何だったんでしょうか?
田坂様:とにかく短期間で英語力を身につけることができるサービスを探していました。
その中で、プログリットでは最初に「相当の量をやらないと、英語は身につかないですよ」と言ってもらって、それがすごく腹落ちしたというのが大きかったです。
スポーツもかなりハードなトレーニングをしないと実力は上がらないですが、それと同じだなと思ったんです。
カウンセリングを受け、目標を達成するために必要な個別カリキュラムを作成してもらいました。
1日何時間も学習するというのはきつそうではあるけれど、それがもしできるのであれば効果があるだろうと思いました。だらだらと悩んでいる暇もなかったので、ここでやってみようと決めましたね。
1日3時間の英語学習、これなら英語力が伸びると確信できた
業務と両立して英語学習の時間を確保するのは大変ではなかったですか?
田坂様:最初の1ヶ月は本当に大変で、3ヶ月間続けられるか不安でした。何とか学習時間は3時間を確保できていましたが、とにかくハードで。
本当に効果があるのか、ここまでやって効果がなかったらどうしようか、と心理的にもしんどかったですね。
そんな中、どうやって学習を継続されたのでしょうか?
田坂様:受講開始から1ヶ月経った頃、ミーティングで相手の言うことが分かってきたタイミングがあって、実際に効果を実感したのが大きかったです。これを継続していれば英語力が伸びると確信しました。
あとは、人間は一人でやっているとサボる生き物だと思うので、担当のコンサルタントが伴走してくれたのがやはり良かったです。
これは簡単すぎるからさらにレベルを上げる、これはちょっとまだ難しすぎる、といったカリキュラムの調整が毎週行われて、1週間という短いサイクルで学習のPDCAが回っていたので、これなら効果があると確信を持てました。
あとは、1ヶ月を過ぎたあたりから学習が習慣化されはじめて、時間確保が苦でなくなってきたのもあります。
学習時間はどのタイミングで確保されていたんでしょうか?
田坂様:朝起きて30分、行きの通勤で30分、お昼休憩で45分、帰りの通勤で30分、夜に45分の毎日3時間です。隙間時間は全て英語学習に充てて、自分の時間の使い方を完全に変えました。
学習はスマホアプリで完結しているので通勤時間に歩きながらでもできますし、無理せず生活の中に組み込めていましたね。後半は3時間確保することが余裕になっていました。
(シャドーイング/多聴:リスニング力向上のためのトレーニング、口頭英作文:スピーキング力向上のためのトレーニング、単語学習:データベース強化のためのトレーニング、英会話:実践練習)
3ヶ月の受講で、会議の内容を7~8割理解できるように
田坂様は、3ヶ月終了後、継続コースを自費で6ヶ月間ご受講いただきましたが、こちらはなぜでしょうか?
田坂様:3ヶ月終了した時に、英語力の成長は感じていました。元々2~3割しか聞こえていなかった会議の内容が7~8割くらい理解できるようになっていましたし、スピーキングも日常英会話レベルのことを話すにはストレスなくできるようになってきていました。
ただ、自分は最終的にはフロントに立って英語ミーティングを実施するに困らないレベルの英語力を目指していたので、ここまできたらそのレベルまでいきたいと思い継続受講しました。
継続コース受講後、業務上での英語の活用状況はいかがでしょうか?
田坂様:英語のミーティングで自分の言葉で話せるところまで辿りつけました。また、外部の方を含む英語の会議でプレゼンをし、QAの対応をするような機会もありましたが、それも無事に実施できています。
生活の中で完全に学習が習慣化されていて、今でも2時間学習を継続しています。一緒に受講した他の2名も、シャドーイング(※)を継続していますよ。
※リスニング力の向上に効果的なトレーニング
プロジェクトチーム全体でシャドテンを導入。プログリットに挑戦するメンバーも増えてほしい
最後に、今後プログリットをどのように活用される予定か教えてください。
田坂様:現在、データセンター事業のプロジェクトチームでは、約15名がシャドテン(※)を利用して英語学習しています。いきなりプログリットで本腰を入れて英語学習することには踏み切れないというメンバーも、一日30分から英語学習を始めてもらっています。
ここを入り口にしてプログリットをやってみようかなと思うメンバーが増えてほしいですね。つい先日、チームメンバーから新たに手を挙げる人が出てきてくれました。
あとは、イノベーション推進本部の別のグループの者が、我々の話を聞きつけてプログリットを受講する予定と聞いています。
今の業務の中で3時間確保することへのハードルは高く感じてしまうかもしれませんが、先ほど紹介したスケジュール通り、通勤時間などを学習に置き換えれば時間は確保できます。これから取り組む皆さんには、時間の使い方を工夫しながらやり遂げてほしいですね。
※リスニング力の向上に特化した、当社のサブスク型英語学習サービス